通勤/通学から、ワインディングもこなすスクーター。
楽しいスクーターライフを支える縁の下には、乗れば乗るほど、やはり消耗していく部品たちが存在します。
クラッチ操作のない、独自のCVT機構に関わる消耗品の代表格は、ウエイトローラー&Vベルト。
プーリーやクラッチも消耗はしますが、消耗するスピードで言えば、この2つが、まず挙げられます。
ウエイトローラーの消耗
ウエイトローラーが消耗してきた場合、変速が鈍くなる・最高速が落ちるなどの症状が現れます。
下記のように変速のたび、ソトにウチに稼働するウエイトローラーは金属を樹脂で覆った作りになっており、その樹脂部分が消耗していくんですね。
酷いケースは下記のような偏摩耗がおきます。
この場合はウエイトローラーを格納するプーリーにまで妙な消耗あとが残るケースも少なくなく、まるっと交換しないといけなくなる事を考えたら。。。
お財布にも優しくないですよね。
Vベルトの消耗
Vベルトの消耗においても上記同様に、変速が鈍い・最高速が落ちる、などの症状がでます。
樹脂製のベルトはプーリー側、クラッチ側に挟まれて変速をおこないますので、使用し続けると側面が痩せていくことで、本来の「かかり・テンション」が弱くなり症状に現れます。
下記は新品のVベルト
下記は劣化したVベルト
ほつれや、ベルト側面のヒビが目立ちます。
劣化した状態のまま走行を続け、Vベルトが切れた場合は乗れなくなってしまいますので注意が必要です。
ヤマハ シグナスX3型のメンテナンスノートにはVベルトの交換目安は20,000km毎。
※あくまで、全てがノーマルの場合です。
カスタムされたマシンの場合の目安はその限りではございませんので、こまめなチェックをオススメします。
シグナス3型の取扱説明書より
バイクいじりに興味がある方は、クランクケースをあけて目視での消耗品確認もトライしてみては。
下記は以前You Tubeへアップしたクランクケースをあけたときの動画です。
お時間のあるときにでも、ご覧頂けましたら、幸いでございます。
今回は
スクーターの消耗品代表格、ウエイトローラー&Vベルト。そろそろ交換?の諸症状について、ざっくり解説!でした。
最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました!
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