前回ブログは「スクーターの走り出しを左右するクラッチについて」でしたが
今回は、そこに関連するパーツ セカンダリー 一式 について
スクーターは、下記の図のように、Vベルトによってエンジン出力をリアタイヤに伝達しています。
▼走り出し
▼スロットルをひねり、走っている状態
上記、Vベルトのクラッチ側に着目!
走りに影響するのは、このベルトの稼働幅!
外側にあるVベルトが加速するほど、内側に落ち込んでいき、より伸びやかな走りを実現します。
その、クラッチ側のベルトの可動幅を司る部分が 『セカンダリー 一式』 という部分になります。
※もちろん、センタースプリングの硬さも考慮しないといけませんが、当ブログでは割愛させて頂きます。
セカンダリー 一式は、トルクカムとセカンダリーシーブで、Vベルトを挟み込む形で構成されています。
※KN企画 You Tube「シグナスX3型カスタムはじめの一歩!駆動系のリフレッシュ 」より
どのようなバリエーションのカスタムがあるかと申しますと(一例:シグナスX向けをご紹介)
『KN企画 オススメ その1』
特徴
ベルトの可動域、開き側(落込み)をノーマルトルクカム に比べて約8%拡大することに成功しました。
また、変速の特性を司る 溝 は膨大なテストにより計算。
角度・形状は48°、50°の2種類のトレート溝から選択できます。
『KN企画 オススメその2』
特徴
- 様々なハイスピードプーリーやベルトに対応するべく、開き幅は市販最大級!
- 閉じ側は無駄な部分を減らし直径を若干大径化し、スタート時のベルトスリップを抑える構造。
- 両側フェイス部をアルミ製とし軽量化を実現。重量は純正比約70g軽量。
■トルクカムピン溝は48°のストレート溝とR45のへの字溝の2種類から選択可能。
といったラインナップがございます。
POINT
溝の角度や形状も重要だけど、開き幅(ベルトの落込加減)こそ、注目すべきセカンダリー。
ということを覚えておいてくださいね。
奥が深いスクーターチューニング。
文章と写真で伝えるのには限界がありますが、他にもセンタースプリングやベルトのタイプなど、様々な要素の掛け算で走りが変わってきます。
複雑な部分ではありますが、突き詰めると面白いスクーターの魅力でもありますね。
ご興味の方はぜひ、トライしてみてください。
今回は、スクーターカスタム セカンダリー一式 についての解説でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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